国産石材の生まれ故郷の旅
伊予大島石の産地「大島」
愛媛県今治市“大島”
大島(おおしま)は、芸予諸島の島の1つで、愛媛県今治市に属しています。
島の北東部にある宮窪地域には、中世に瀬戸内海を舞台に活躍した村上水軍(能島村上水軍)が本拠を置いたという歴史があり、水軍遺跡や言い伝えが多く残されています。
大島石のルーツ
1583年(天正11年)豊臣秀吉の命により築城された大阪城と、藤堂高虎の命により築城された今治城の築城に参加した、今治出身の石屋治右エ門。今治城築城後、築城の秘密漏洩を封じるため、藩主により処刑命令が出されましたが、このことを事前に知らされた治右エ門は大島に逃れました。
こうして難を逃れ隠れ住んだ地に、良質の花崗岩層が埋もれているのを知った治右エ門は自らの技術を生かして切り出したと伝えられ、現在これが大島石のルーツだと言われています。
しかし、確たる資料が残されておらず、その真実は未だ謎に包まれた部分が残っています。
大島石の産地「大島」
今日有名な大島石ですが、採掘の始められた江戸時代には採掘技術や運搬技術の低さから知名度は低いものでした。
しかし、明治時代以降に技術が向上したことによって採掘量が増し、全国的に知られる石になりました。
大島石を使用している代表的な建築物
古くは石塔や宝篋印塔に。
近代に建造された有名な物では国会議事堂、迎賓館(旧 赤坂離宮)、大阪心斎橋、愛媛県庁舎など様々な建造物の建築材として使用されています。 |